
昨日は、「二科展」に入選した友達の絵を見に行ってきました。
あなたは、絵や芸術作品を見る時、
「タイトル」を見ますか?
タイトル、無くても別に良いと思いますが、
ついてるとやっぱり見ますね。
それもやっぱり、ひとつの表現なんだろうな、と思うから
(あえてつけない、というのも含めて)
パッと見て、何を表現してるのか分からない時、タイトルを見て
「はあ~そういう事か」「なるほど」「ん?ますます分からない。。」
なんて思います。
芸術作品のタイトルは、
「作品に描かれているもの」
「描かれたものに対する自分の思い」
「使ってる素材」
「表現したかった事」
等がつけられています。
例えば、可愛い猫ちゃんの絵が描かれていて
「うちの猫」だと普通だけど、
「平和の風景」「たからもの」「アンニュイな午後」「あざとい娘」
などなど。。
タイトルのつけ方で、表現したいもの、が変わって見えます。
本当は、タイトルに頼るのはどうなのかな?とも思いますが、
見る人も素人なわけですから、
ある程度の「わかりやすさ」を示してあげるのも親切ですね。
歌はもともと、言葉の作品だから
タイトルも分かりやすいけれど、そこにもちゃんと意図があります。
- サビで連呼してる単語からつける → タイトルを聴くと「あの曲だ」と分かりやすい。曲を聴いて探すときに分かりやすい。
- 歌詞の中に出てくるキーワードからつける → 主題であったり、大事な小道具である。
- まったく歌詞に出てこない言葉をつける → 探しにくいけど、逆に探したくなる
- 歌いだしの単語またはフレーズからつける → 歌いだしで探しやすい。タイトルから主題が読めない。
ざっとこんなところでしょうか。。
最近作ったエピうたの「お気に入りの窓から」はパターン4で、
歌いだしからつけましたが、
この曲の場合は、最後まで聴かないと主題が出てこない。
あえて、始めに主題を明かさない意図です。
このパターンは「月がとっても青いから」「黄砂に吹かれて」「ダンスは上手く踊れない」などがあります。ちょっと古めですがw
出だし、ということで安易につけたような感もしますが、
聴いていくうちに主題が明らかになる、という意図があります。
「詞先」「メロ先」と同じように「タイトル先」で作る事もあります。
「思わず聴きたくなるタイトル」というものもありますね!