キーが変わると世界が変わる。。キー選びは大切!

ご無沙汰です!芽亜利・Jです。

2020年からずーーっと、「映画の挿入歌に選ばれました!」と言っていた
「今でも胸に」

その映画「ぬくもりの内側」が、
コロナ禍で何度も延期されて、やっと!!

この11月に公開が決まりました!!パチパチ!

「今でも胸に」は、音無美紀子さんのシーンで使われています。
以前から歌っていた歌ですが、映画の内容に合わせて、歌詞を書き換えてレコーディングし直しました。

その時に、「年老いた母親が息子に宛てて書く手紙」の空気感を出すために
キーを1つ下げたのです。
原曲のDからD♭へ。
弾き語りするときは黒鍵ばかりになるので大変ですが、
その分、全体に力が抜けた感じで、
日常ではなく、思い出の中にいるような感じが出ていると思います。

先日のライブで歌ってみたので、元のバージョンと聴き比べてみてください。
(1コーラスなので2分弱です。)

そしてこちらが原曲

2020年の動画です。映画の公開を「2021年」と言ってますね。。あれから伸びて伸びて、やっと公開されます!

半音下げただけですが、全く曲の印象が変わりますね。

キーを変えるということは、使う声も変わるので、声色も変わりますし、聴こえ方が変わってきます。

本当は、安易に「高音が出ない」「低音が出ない」というだけの問題でキーを決めるべきではないのです。

また、シンガーソングライターの人によくいますが、
自分の歌いやすいキーでばかり歌っていて
「どれも同じ曲に聞こえる」という人。

特に、CDに入っている曲が全部同じキーだとキツイです。。

私は、ライブのセットリストや、CDの曲順を考えるときは
なるべく同じキーが続かないように気をつけています。
それぞれの曲の世界観を作りたいから。。。

まあいろんな考えの方がいるとは思いますが。。

「キー」って大事ですよ!というお話でした。

ちなみに昔いた事務所では
レコーディングする時に、「今のキーより一つ上げろ」とよく言われました。
理由は「高い音の方が売れるから」
ホントかな?

まあ、、、20年くらい前の話ですが。
ただ、高い音の方が遠くから聞こえやすい、というのは事実です。
だからと言って本人の無理なキーで歌うのもどうかと思うけど、
当時は頑張って一つ上げて練習して録音したものです。。。

投稿者: 作曲家・歌手 芽亜利J

シンガーソングライターとして28年の活動の中で、他の歌手への楽曲提供や、映画音楽、よさこい演舞曲、企業様のPRソング、個人のアニバーサリーソングなど500曲以上の楽曲制作実績がある。2021年秋に劇場公開映画「ぬくもりの内側」挿入曲「今でも胸に」を提供。

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