こんなタイトルのドラマがあったような気がしますが、
パクリではなく、30年前の私が実際に毎日心でつぶやいてた言葉です。
当時、私は、大手企業の関連会社の社員として、システムエンジニア見習いのような仕事をしておりました。
そして5時に仕事が終わると真っ先に制服を着替え、誰よりも先に会社を出て、バスに乗って電車に乗ってミュージカルスクールへ通っていました。
歌、ダンス、芝居。当時の私はミュージカルに出たい!という夢を持ってました。
最初は週2回ほど、3年間のうちにどんどん増えて、最後は週4、5回通っていました。
会社からバス停まで走って、5時12分位のバスに乗れれば、そこから電車に乗って6時のレッスンに間に合う。
残業が当たり前だった会社で、よくぞやってたと思います。笑
そしてレッスンが終わって帰ると11時。
夕ご飯はどこで食べるかと言うと、レッスン前のバスの中で、カロリーメイトをかじる。だけ。
バブル期にアフターファイブと言えば、他の社員はおめかしして、食事や飲み会に繰り出してた頃です。
つくづく変わったやつでしたね笑
そんな22歳にしては華やかでない青春でしたが、当時の私は心の中で「いつかこの時代を懐かしく思い出すだろう」と毎日つぶやいていました。
将来ミュージカル女優になったら、何かのインタビューの時これを語ろう!と思ってたわけです。。
なれなかったけど。
最近あるセミナーで、過去の成功体験、失敗体験を思い出す、と言うワークをやったのですが
中学3年の時の文化祭のステージ。
体育館いっぱいの生徒たちの前で、中島みゆきさんの「ひとり上手」をギターで弾き語りしたのですが、
マイクや音響もちゃんとしてなくてあまり聞こえなかったらしく、
歌ってる間じゅうずっと
体育館中の罵声!!
「へたくそ!」「引っ込め!」と言う大騒音にかき消されてしまったのでした…
しかし仲の良い友達のグループは皆口々に
「じゅんちゃん(私の本名)すごかったよ!カッコよかった!」
「友達として誇りに思ったよ!」
と言ってくれて、
私は悲しい悔しいと言うよりも、「いつかシンガーソングライターになったら、これを笑い話にしてやる!」と1つのネタとして、キープしていました。
実際、いまネタにしてますw
(思えば、ライブの時に会場のリアクションを気にしすぎる習性はこの時始まったのかもしれません。シーンとして聞かれると落ち着かないので、必ずMCで1回笑いをとって、会場から何かのリアクションを取ってからやります 笑)
辛いこと、淋しいことはありますが、10年20年経つと、全部「ネタ」です。
貴重なネタを仕入れたな、という感じ。
それに比べると、成功体験を語っても「ただの自慢話」になりかねない。
だから、失敗体験、トホホ話、はある意味オイシイと思います!