偉大なる作詞家「阿久悠」先生の「作詞家憲法」と言うものがあるのですが
その一部に
6.「女」として描かれている流行歌を
「女性」に書きかえられないか。
と言うものがあります。
女と言うものを生物学的、性的にとらえた昔の日本の流行歌に対して、
感情の細やかさ、感じ方の女性性、と言うものを表現していこう、と提唱した発言だと思われます。
そして、今日びの流行歌の中にも、有線から聞こえてきて、「わー、この気持ち、すごくわかる…」と深く、共感した歌が、男性の作詞家が作ったものだったりすることもあり、
ちゃんと「女性」をよく観察してるなぁ…と感心します。
とは言えまだまだ、男性が女性の気持ちを歌った歌は、「男性目線だな。。」と感じることが多いです。。
本日発表した「エピ歌」41曲め「こんにちは我が子」
お父さん目線で、生まれてきたばかりの我が子に対する想いを歌った歌です。
これは最初、お母さん目線で描かれていたのですが、
表現が、良い意味での男親の感じ方だなぁと思ったので、
「私がお母さんよ」と書かれてた部分は「僕がお父さんだよ」に変えました。
我が子を客観的に、社会的に見られる距離感は、お父さん特有のものだと思うので
あえて、そういう見方で歌にするのも良いかな。と。
これは子供が男の子か女の子か、によっても変わりますけどね。。
ちなみに、私が勝手に作った「作曲家憲法」はこちら^^;