今や「裏声」は武器なのだ。

photo by Tsuyoshi Nishiyama

昔、もう20年位前だけど、

ボーカルスクールで歌を勉強してた時に

内部審査で言われたこと。

「地声と裏声のギャップが大きすぎる」

もともと私は、子供の頃から合唱団に入っていて、クラシックの声楽の先生に、裏声(いわゆるファルセット)をみっちり鍛えられたため、

後から鍛えた低音の「地声」(いわゆるチェストボイス)とうまく繋げなくて、

いわゆる「ミックスボイス」は40過ぎてから慌てて習いに行った位なのですが、

人に教えるようになってみると、この裏声をうまく出せない人が結構多いと言うことに気づきました。

そして今やポップスでも、ファルセットは男性も女性も表現として、うまく歌の中に取り入れるのが普通になってきました。

地声と裏声のつなぎ目をうまく繋がなくても、ギャップがあってもいい、むしろそのギャップがテクニックとしてかっこいいみたいな。

これは昔に比べて流行の曲の音域がとても広くなっているため、裏声まで使わなきゃ歌えなくなったためでしょう。

ちなみに、私が習ったミックスボイスの先生は、「地声」「裏声」と言う分け方をすると怒られました。

太く、音圧のあるファルセットは、これから大いに使えるのではないかと思っています。

投稿者: 作曲家・歌手 芽亜利J

シンガーソングライターとして28年の活動の中で、他の歌手への楽曲提供や、映画音楽、よさこい演舞曲、企業様のPRソング、個人のアニバーサリーソングなど500曲以上の楽曲制作実績がある。2021年秋に劇場公開映画「ぬくもりの内側」挿入曲「今でも胸に」を提供。

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