癒し系だけが音楽じゃない

先日、車を運転しながらラジオを聴いていたら
「次の曲は若者に人気の….」というMCとともに、何やら不穏な感じの曲が流れてきました。

だんだん聴いてると言葉の激しさが際立ってきて、
思わず曲に集中してしまいそうになり、
これは運転が危ない、と直感してボリュームを下げました。

その前に流れていた尾崎豊の「15の夜」が癒し系に感じるほど
攻撃的な存在感を持った曲でした。

その時にふと思い出したこと。
もう7~8年前でしょうか。
ヒカリエが出来る前の渋谷駅で、私が毎週路上ライブをやっていた時のことです。
沢山の人が目の前を通り過ぎていき、
数人が立ち止まり、数人が遠巻きにして1~2分聴いてくれる
という中で、凄いクレームを受けた事がありました。

女性の方でした。

「あなたは良い気持ちで歌ってるかもしれないけど、
みんな迷惑してるのよ。
仕事で疲れて帰ってる時に、人の言葉なんて聞きたくないのよ。
ギターの演奏くらいだったら聴けるけど、歌は好き嫌いあるから
こんなところでやっちゃダメ」

この言葉がいまだに棘のように心に刺さっています。
傷つくとともに、この人は聞き流せなかったのかな。。と今なら思います。
カーラジオのボリュームのように、下げてしまえなかったのですね。
それだけ、私の言葉がちゃんと伝わっていた、という事か。 ←スーパーポジティブ

「癒し系」という言葉は、
言い換えると、なにも主張せず、邪魔にならず心地よく流れる音、言う事です。
BGMになれる、という意味ですね。

良く「癒されました」と言われますが
作り手としては、
「元気を貰えました」「やる気が出ました!」
と言われる方が嬉しいです!

冒頭の、カーラジオから聞こえた攻撃的な曲は
ADO「うっせえわ」でした。

あまりにも有名ですがw

運転中でなければノリノリで聴きますよ。
主張や哲学のある歌は基本的に好きです。

投稿者: 作曲家・歌手 芽亜利J

シンガーソングライターとして28年の活動の中で、他の歌手への楽曲提供や、映画音楽、よさこい演舞曲、企業様のPRソング、個人のアニバーサリーソングなど500曲以上の楽曲制作実績がある。2021年秋に劇場公開映画「ぬくもりの内側」挿入曲「今でも胸に」を提供。

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