最近、男性歌手の声が「これ、女性かな?」というほど高いです!
みんな、ミックスボイスやファルセットを上手に使っていて、
音域もとても広い。
そう、最近の曲はどんどん、音域が広がっているのです。
音域が広くなったからミックスボイスを多用するようになったのか、
ミックスボイスが普通になったから音域が広がったのか
どっちが先かはわかりません。。。
両方の要素から考えてみます。
1.音域が広くなった
私が作曲を学んでいた25年前には「1オクターブ(12音)の中に納まるように作れ」と言われてたものですが、
最近のコンペなんかでは「1オクターブ+3~4音(+ファルセット1~2)」なんて普通にあります。
まじめな私は、つい最近までこの「1オクターブ縛り」に縛られてたのですが
音域の縛りがないと実に自由です♪
去年作った「Women’s Power」なんて1オクターブ+9音です。うわ~!!作ってから知った。。
最近「これ音域広い!!」と思ったのが、GreeeeN「星影のエール」
なんと2オクターブあります。。
これくらい使えたら気持ちいいでしょうね~~
挑戦するときはキーの選定に気を付けましょう。。
なぜ、音域が広くなったのか?
それは、手数を増やす為。
音楽の数が増えすぎて、同じような曲があふれています。
音階は12個。
ドレミファソラシの7つ+黒いところ(♯や♭が5個)で12個。
この組み合わせで曲をどんどん作ってると
そりゃ~同じようなの出来ますよね。。
音楽の飽和状態を補うために、自然と
・コードは複雑になり(テンションとかオンベースとか)
・リズムは細かくなり(16ビートなんて60代の人はなかなか乗れません。)
・音域は広くなる。
2.みんなが「ミックスボイス」を習得した
私は15年ほど前にミックスボイスの先生について勉強しました。
アメリカで勉強してきた先生で、事あるごとに
「日本人はミックスボイスが出来てない。そもそも概念がない」と言われましたが、
今や、普通に出来てる人が増えました。
今まで言われていた「地声」と「裏声」の間に「ミックスボイス」という声があることが当たり前に受け入れられてきました。
さらに「裏声」(ファルセット、頭声)を使いこなす人も増えてきましたね!
カラオケで歌う、という遊び方が普通になってきて、
今の10代20代と、50代以降では、リズムの取り方も全然違いますし、
カラオケで歌い慣れてる世代は多少の難曲でも歌えてしまうので、
音域、なんて気にして曲を作ることはないのでしょう。。
50代女性の本音を代弁する「芽亜利・J」としては、
中高年に優しい曲作り、歌える曲作り、を心がけて
更に精進していきます!!

★「妄想音楽家、芽亜利・Jです!」
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