「あなたの思いを歌にする」女性の本音を代弁する芽亜利・Jです。 前のブログ「あなたの恋バナ買います」 に関して 実際に、寄せられた「ネタ」から曲が完成した事例をひとつご紹介します。 <元の文章> (赤い字が採用した部分。この部分を構成し直して使っています。) つないだ指を ほどいてあなたの背中にまわす あなたの手のひらを 背中に感じる ずっとこうしたかった あなたもそう思っている? 目線はわざと上げずに ほほも胸もお腹もあなたに密着させる わかっていた 私たちの体の凹凸は ぴったりと重なり合うって ずっとこうしたかった 見上げたら涙がこぼれてしまう いつかきっととわかっていた でも一生ないようにも思っていた 幸せすぎる今が嘘みたい あなたの細い指が 私の髪を梳く 右の手が 頭を支えたら顔をあげる 口づけが待っているのを 私は知っている ずっとこうしたかった 鼓動が溶け合う瞬間 今死ねたら本望? 違うね これからもっと これまでの分も 一緒に幸せに 完成した曲 「ずっとこうしたかった」
<完成した歌詞> 「ずっとこうしたかった」 つないだ指を ほどいてあなたの首に 回して 温かい 手のひらを 背中に 感じて 目線はわざと上げず ほほも胸もお腹もくっついて わかっていたのよ 私たちの体はぴったりと hu hu hu ずっとこうしたかった 見上げたら涙がこぼれてしまうの きっとこうなるってこと 出会った時からわかってた気が するのよ でも 戸惑ってる 長い指が 私の髪をとかす ゆっくりと 覗き込む 瞳に語りかける うっとりと ここからどうするの? 新しい扉を開いてしまうの? 早すぎる展開 思わずブレーキかけてしまいそう hu hu hu ずっとこうしたかった わずかな隙間も もどかしいくらいに ずっとこうしていたい おたがいの鼓動にあおられていくの あなたもそう思っているかしら? 先の見えない物語の 続きを読みたくて ずっとこうしたかった 見上げたら涙がこぼれてしまうの きっとこうなるってこと 出会った時からわかってた気が するのよ でも 戸惑ってる
歌の歌詞は、耳から入った時にすぐに理解できる言葉であること。
曲の出だしで「ん?」と興味をひき、先が聴きたい、と思わせる事。
「サビ」(一番盛り上がるメロディー)で一番伝えたい事、印象的なフレーズをつかう。
そして、何よりメロディーに載せるため、語数がある程度決まってきます。
最近ブームになった「短歌」のように、短くて情報量の多いフレーズを使うと良いです。
いただいた文章は、印象的な言葉や描写が多かったので、パッと見て「使えるな」と思いました。
ここまで歌詞の形になっていなくても、
たとえば、「あの日」「あの夏」「あの時のやり取り」→「その時の自分の気持ち」などに集中して書くとまとまりやすいと思います。
<提供された方の感想>(チカさん 50代)
1、書いた時の気持ちは?
こんな時が来たらいいなあ、という願望で書きました。 引き寄せたい気持ち。
2、出来上がった曲を実際に聴いてどう思いましたか?
頭の中で考えていただけの時よりイメージが立体的になりました。
自分の経験や願望が曲になるというのは、他のことでは得られない経験だと思いました。 自分も恋愛相手も曲の中で輝いていることがすごく嬉しくて。
この先自分にとっては事実は過去になっていくけど、歌は現役として生きていくということも尊いと感じます。自分が将来この曲を聞いたときどんな気持ちになるのか・・・という楽しみもあります。
3、今後も提供しようと思いますか?
もともと作詞というものに興味があり、いつか作詞家デビューしたいと思っていました。今回少しだけその気分が味わえてよかったし、また提供できたら楽しいだろうなと思います。
今後提供するなら、もっとがっつりと「共作」といえるレベルで関わりたいです。
チカさん、ありがとうございました。
個人的な経験であっても、歌になると、聴く人は自分の事に置き換えて聴きます。
書いた貴方の知らないところで、誰かの心を勇気づけたり癒したりします。
「詠み人知らず」
よみ人しらず(よみびとしらず)は、日本の古代から中世にかけての和歌集において、作者(よみ人)が不明、あるいは匿名であることを示す表現。(wikipediaより)
誰が書いたのか分からなかったり、事情により作者を明かせなかったり。
でも、その歌は1000年以上も歌い継がれて残り、私たちの心を動かします。
あなたのその思い、活かしてみませんか?
システムについては、次のブログに書きますね。